「ツール・ド・ランス」

ダジャレじゃないです、「ツール・ド・ランス」。

ツール・ド・ランス


もちろん、ジョニー・メローな方がメインの読み物です。

先日、新幹線の中での暇つぶしと思って、名人・辰吾さんの新書を買おうと本屋に寄った時、何故か買ってしまった本です。

私は別にこの方の熱烈なファンという訳でもないですし、今まで出版された彼に関する書物も一切読んだことが無いのですが、“魔が差した”とでも言うしかないですねぇ。

まあ、それでもノンフィクションだし「するするっと読んでしまえば良いや」なんて思ってました。



ところが、全く先に進みません。

正直に告白すると、購入から1ヶ月近くが経とうとしている現在、半分近く読んだところで中断中ですorz


読み応えがあり過ぎて進まないのなら良いんですが、全く逆なんですね。


内容は殆どが今となってはネットで既に伝えられている『ランス周辺の話』ばかり。
秘話というような「へぇ~」って話題は全くありません。

いや、いくら内容が薄っぺらでもそれだけなら軽く読み流して読了なんです。

本当に酷いのはその翻訳


私は原書を読んだ訳ではないので、あくまでも翻訳から想像するのですが多分、元々のビルおじさんの文章も相当抽象的で乱文なのではないかと思います。
たまに海外のジャーナリストで、ナルシスティックな意味不明の記事を書く人っていますので、たまたまそういう人の文章を翻訳させられたんでしょう。

とにかく比喩・隠喩・抽象表現のオンパレードで、それの意味を考えるだけで疲れてしまうんです。

構成も時間軸がバラバラで、10年前に戻ったり、現在に進んだり、去年の話が入り混じったりとアッチコッチして、何時の話か理解するのに時間がかかります。


翻訳者の方は特にロードレースに明るい方ではないようなので(そう感じただけで実際は知りませんが)、直訳しただけなのでしょうね。
到底、意味を汲んで訳したとは思えない文章ですから。

そんな時に監修の白戸太郎はなにしとんねん!となる訳ですが、多分この方は何もしてないんでしょう。

人物関係が正しいとかチーム名がどうとかのチェックだけの監修(校正のみ)かもしれません。
とはいえ、選手名が英語読みからフランス語読みに突然変わっても注釈の一つもありませんけど。


とにかく、自転車物にはどうしても採点が甘くなってしまう私でも擁護することが出来ない代物なのです。


これはハッキリと証拠の品が発売されてますので、オブラートに包むことなく言わせていただきますが、買うべき価値の無い本です。


試しに書店で立ち読みしていただけば、私の言うことにご納得いただけると思います。

そんな時間も勿体無いけど、どれだけ酷いか見てみたい(読みたいじゃないです)と言う方は、私の本を差し上げます。


今回の私は、自転車と本(文章)を愛するものとしてチョット怒ってます。
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コメント

白石登 #-

まさにそのとーり!

初めてコメントさせていただきます。埼玉の自転車乗りです。いつも楽しく拝見させてもらってます。これからも楽しい文章と同意できる見解、期待してまーす。

ツールドランス、私も読みました…いや、読んでます…いや、途中で止まってます。でも先に進む気がしてません。理由はrow-kumaさんとまったく同じです。過去にも買って失敗したケースはありましたが色々な本を読むことは少しは何かの勉強になるだろうと気持ちを入れ替えてダラダラと読破してました。が、今回たぶん読まない気がします。
ちなみに私は山道を登っていて辛くなってきたらランスの黙々と山道を登る時の目を思い出し、静かなる闘士みたいなものを意識して気合を入れたり、高回転ペダリングを生み出す筋ばった脚なんかに憧れたりもしてます。つまり好きな選手なんですよ。なので結構期待して購入したんですけど、この本はランス本人とはまったく関係ない理由、つまり作者の文章能力と翻訳者の翻訳能力の欠如によるダメダメ本だと思います。私は鶴見辰吾さんの本ではなく船曳由美著「100年前の女の子」を買いに行った時にたまたま見つけてしまい、相当悩んだ末にこちらの本を購入したんです。とっても後悔してます。金返せ!と言いたいです。

2010年11月22日(月) 09時28分 | URL | 編集

row-kuma #-

同意見

>白石登さん
はじめまして。
私のようなものが書く、乱文・駄文を辛抱強く読んでいただいて恐縮ですw
私もランスが成し遂げたことは純粋に凄いと思いますし、元来ミーハーな性格ですので、少しでもあやかりたいと思っていますが、この本はいただけませんでした。
最後まで読み切るという「修行」と捉えると忍耐につながるかもしれませんね。
あら、これでヒルクライマー必須の本になりましたねww

今後もご期待に添えるか自信がありませんが、せっかくの御縁ですので、これからもよろしくお願いします。

2010年11月22日(月) 14時10分 | URL | 編集

白石登 #-

ありがとうございます。

わざわざご返事まで頂いて恐縮です。
これからも楽しい記事、期待してますね。
頑張ってください。^^

2010年11月22日(月) 20時46分 | URL | 編集

row-kuma #-

こちらこそ

>白石登さん
私の書くことは、あまり一般受けしない偏ったネタばかりですが、いつでも気軽にコメント下さいね。

2010年11月22日(月) 23時39分 | URL | 編集


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