上ったら、下る

ヒルクライム・ネタ連投です。

昨日の赤城山ヒルクライムで目にした光景にカーボンホイールの増加というのがあります。

4年前の富士山や関西のヒルクライムと比べても圧倒的でした。

それだけカーボンチューブラーが身近になったということでしょうね。

それはそれで良い事ですが、あんまり良くないのが、そのメリットばかり追ってデメリットを分かっているのか疑問な人が少なからず居たことです。


私が今回R-SYSのエグザリットを投入したのは見た目の良さや軽さだけでなく、この赤城山の20㎞に及ぶ下りを意識したからです。

初めて参加した富士山のヒルクライム大会で雨の25㎞ダウンヒルを経験して以来、私にとってのヒルクライムとは“同距離の下り”を意味します。

とにかくスピードが落ちない、止まらない、シューが見る見る減っていくというトラウマがありますので、余程天候が安定しない限りカーボンホイールは履きません。

もちろんエキスパートクラスに参加するような人たちは雨でも難なく下って見せるでしょうが、週末の天気が良い日しか乗らないオヤジ達がどれほどのスキルを持っているのか、私には判りません。

普段は私もカーボンホイールを履いているので、ある程度カーボンの特性は判っているつもりですが、基本的にあれはブレーキをかけ続けて使うものではありません。

昔のようにリム自体が波打つような製品は減ったと思いますが、それでもリムが持つ熱はあらゆるところに影響を及ぼします。
寧ろリムが頑丈になった分だけ、他が付いていけなくなったのかもしれません。

真夏の炎天下では、タイヤを接着しているテープや糊が剥がれることもあります。

ですから、長い下りでは極力ブレーキをかける時間を短くして、場合によっては放熱のために休むことも必要です。


上りのことだけ考えれば、細いタイヤ、軽いホイール、軽量化に振ったブレーキは武器になるでしょうが、下山の時にはハンデにしかなりません。

よく雑誌でヒルクライム・マシーンとして軽量に特化した自転車を紹介したり、「安全マージンを取ってますから」と自信満々なオーナーの声を載せていますが、私に言わせると片手落ち以上の欠陥バイクです。

中には「下りは主催者の下山バスに乗るから問題ない」という発言を堂々とするトップ選手もいましたが「何を馬鹿なことを言っているんだ」と呆れるばかりです。



まあ、さすがに昨日は、そこまでの人を見かけることはありませんでしたが、それでも普段ではまず経験することのない20㎞殆どをブレーキングしながら下り続けるという行為に苦戦している人は沢山いました。

事故になったという話は聞きませんでしたので、比較的低めの気温と途中に設定された休憩が幸いしたのかもしれません。

集団の下山では一人の落車が、後ろの大勢を巻き込みかねませんので、大きな事故になる前に対策を講じた方が良いでしょう。


その点でも、まえばし赤城山ヒルクライムでは事前の車検をキッチリやってましたので、これも事故防止に一役買ったと思います。


他のヒルクライムでこういった対策をされているところがどれだけあるか分かりませんが、車検と途中の休憩は簡単に実行できる対策ですので、来年の榛名山ヒルクライムでもぜひ真似してほしいと思います。
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