私信

最近、いつも同じコースを走っているので、めっきり走行記録を書くことが無くなり、物欲かボヤキばかりのブログになっていますが、今日は特定の方向けの説明です。

私の経験と独断によるところ、という事は先方にご理解いただいているので、特段断る必要もないのですが、念のため。

私は5年ほどしかロードバイク経験がありませんが、クリンチャー・チューブラー・チューブレスの三種類のタイヤを一通り試したことがあります。

方式の違いによる耐パンク性能の差は無いと思いますが、製品数の多さで

クリンチャー>チューブラー>>チューブレス

くらいの違いがありますので、当然クリンチャーが一番自分に合ったものを選びやすいと思います。

そして、進化の過程から考えてもチューブラーよりクリンチャーの方がトータルで優れていると市場&メーカーが判断したということは明らかだと思います。

逆にチューブレスはこれからの方式か?というと、その可能性も否定はしませんが、現状参入しているメーカーを見まわしてみると、ポジティブな判断はできません。
あくまで私見(しつこい)ですが、クリンチャーでシェアを取りそこなった後発or技術力に?の付くメーカーが逆転を狙って参入しているようにしか見えないのです。
それらのメーカーが技術力を付けるか、クリンチャーでトップクラスのシェアを持つメーカーが参入してくれば普及が進むかもしれませんが、その時期まで我慢して使い続ける義理は無いと思います。

私が使ってみた感想は、大凡世間の評価と一致するんじゃないかと思いますが「クリンチャーが一番手頃。チューブラーはカーボンリム等の特殊なシチュエーション向きで、チーブレスは時期尚早」というものです。

そんな、一番市場に潤沢に存在するクリンチャーから一番耐パンク性能が高いタイヤを選ぶということは、全方式の中から一番パンクしにくいタイヤを選ぶこととほぼ同義ですので、ここから先はクリンチャーに絞って話を進めます。


まず、パンクと言うとスネークバイトと異物を踏んだ際の突き刺し・カットの両方を総称して言うことが多いですが、それぞれで防ぐ手立ては違いますので、別々の対策が必要になります。

スネークバイトは空気圧の低下と段差等へ急激なの乗り上げといった要因で起こりますので、まずは空気圧管理が必須です。
適正空気圧の範囲内で、段差での衝撃を吸収する乗り方さえ出来れば、どんなタイヤを使ってもパンクは起きません。
強いて言えば、ラテックスなどのしなやかなチューブの方が、万一リムとタイヤに挟まれても破れにくいので有利と言えますし、タイヤもサイドウォールの剛性が高い方が潰れにくいので良いのですが、ラテックスは空気圧が低下し易い特性があるので、ズボラな人には向きませんし、タイヤのサイドウォールの剛性が高いと乗り心地の悪化やグリップ変化の挙動に影響を与えますので、そこは自分の性格やスキルと相談して、落とし所を探るしかありません。

もう一方の突き刺し・カットに関しては、100%タイヤがその責を負うので、タイヤ選びこそ命になります。
時々「異物を踏まないライディングスキル」的なことを言う人もいますが、それでも踏む時は踏むのですから、タイヤの耐パンク性能を人間が補ってやる前提でのタイヤ選びはオカシイと個人的には思います。
タイヤの耐パンク性能は、これまた冷徹なまでに耐パンクベルトのような、貫通防止材とコンパウンドの性能で決まりますので、パンクしたくなければこれを徹底的に吟味するしかありません。

しかし、乗り味・乗り心地・グリップ感等の感覚に訴える部分とは次元が違いますので、こちらを求めると耐パンク性能が期待ほど付いてこない場合もあります。
これもどこまで妥協できるか?何を求めるか?に依りますので、正解は一つではないと言えます。


私はこれまで事あるごとにコンチネンタルのGP4000(S)を称賛してきましたが、このタイヤが上で挙げたような要件を非常に高バランスで満たしていると思うために、そう言っているのです。


このように色々試した結果BESTと思えるタイヤに出会えれば、もしパンクしても諦めがつくというものですw


さて不幸にして、最高のタイヤでもパンクをしてしまった場合の話に移りますが、パンク修理も方法は一つでないので、ややこしいのです。

究極的にはフロアポンプを背負って、替えチューブと替えタイヤを5本ずつも持って走れば安心でしょうけど、実際は無理な話です。
なるべく身軽にロードバイクを楽しみたいと思うから、皆さんが悩むのです。

ポンプ・チューブ・パッチ等の道具だけ見ても様々な製品が出回ってますし、どのようなロケーションでパンクが起こるか?と考え方一つでも持ち物が変わります。

例えば、市街地や幹線道路のみを走行するサイクリストはパンク対策として輪行袋を持参しているそうです。
「もう、パンクしたらジタバタしないで、公共交通機関で帰る」ということらしいです。

逆に人気のない山岳パスハンティングをメインに走る人は、輪行袋なんて意味を成さないでしょう。

私は普段50~80kmくらいの距離の車通りが比較的少なく、高低差のあるコースを好んで走りますので、パンク対策は軽装備です。

気休めのポンプ+CO2ボンベ×2本+チューブ×1or2本+イージーパッチ×3枚ほど+タイヤブート×2枚

が、その内容ですが、大体想定としては、2回までのパンクに対応でき、直線距離で40km以内の自宅までの走行を可能にするというものです。
帰宅時間に制約があることも多いため、場合によっては2回目、3回目のパンクでタクシーやバス・電車でのゴミ袋輪行も止む無し、という気持ちはいつも持って走ります。
ですから、イージーパッチや気休めのポンプは輪行の起点となるバス停や駅までの移動手段を確保するための最終手段ということになってます。

そして距離が延びても基本的な装備は変わらず、チューブとボンベが増えるか、気休めのポンプ→比較的しっかり入るポンプに変更という具合です。
ちなみに気休めのポンプと比較的しっかり入るポンプの違いは、携帯性の善し悪しとほぼ同じ傾向です。

心構えや最終手段は変更無しですw


こうして見るとごく平凡な装備ですよね。

私がこの他に拘っているのは、予備チューブはリペア物は持たない、必ず一度は空気を入れて漏れが無い事を確認する、ロングバルブの物、入れっぱなしで1年経過したら処分する、パッチの着きを良くするためにアルコールを浸み込ませたウェットティッシュを携帯する、といったところです。

予備チューブに関しても基本的なことばかりですが、リペアチューブや不良チューブで、イザという時役に立たないケースは結構見かけますので、馬鹿に出来ません。

また、アルコールを浸み込ませたウェットティッシュですが、これもイージーパッチの糊の接着力が弱いので、綺麗に脱脂する方が断然失敗が少ないですので、お勧めです。
今は業務用プリンターで使う、1枚パックで強力な物を手に入れましたので、非常に重宝してます。


もちろん、一人で走る、時間に制約の無い自転車乗りの方はこの限りではありませんが。




(おっと、いつの間にやら不特定多数向けの書き方になってしまいましたが、このまま載せても良いでしょう。)



こうして色々と思いつくことだけを挙げてみても、いくつもの選択肢が出て来ますので、詰まる所は本人がどこまで考えて、何処で諦めるか?ということに尽きると思います。

家の前50mでパンクして、その場でパンク修理する人はいないでしょうし、家から200km離れた山に行くのにチューブも持たず出る人もいないでしょう。

どのメーカーのどの道具が良い物か?ということを考えるより、自分は誰と何処を走って、どういう状況でパンク修理を諦めるか考えてみると必要な道具や走るべき道というものが見えてくるのではないでしょうか?



こういった話はライト選びやウェア選びなんかにも当てはまるのですが、それはまた別の機会にw
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コメント

オビワン #-

詳細なご説明ありがとうございます。
しっかり参考にさせていただきます。
これまで走行中パンクは1回きりだったので、すっかり舐めてました。
予備の携行もそうですが、それ以上に作動状態をちゃんとチェックすべきだったと反省してます。
ライトについても同じ事が言えるかも(汗)

2011年11月24日(木) 13時51分 | URL | 編集

row-kuma #-

>オビワンさん
きちんと使えれば、何でも役に立つんですよね。
自分に合った道具を探すのも楽しいので、なかなか終わりに辿り付けないですが。

2011年11月24日(木) 21時39分 | URL | 編集


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