「悪い意味」なんてあるのか?

先日電車に乗っていると、丁度私の斜め前にマタニティ姿の女性が立った。

たまたま座っていた私は迷うことなく「どうぞ!」と席を譲る。


するとその女性、怪訝そうな顔をして「いえ、結構です…」

私は構わず「私はすぐ降りますから、ご遠慮なく」とさらに勧めるが、遠慮深い女性は相変わらず断り続ける。

譲ったほうとしても「ハイ、そうですか」と座り直す訳にもいかず、駅が近付いてきたので、扉付近に移動して降車する振りをする。


女性はその場に立ったまま、大学生くらいの男の子が脇からサッと座ってしまった。


何で女性は座らなかったのだろう…と考える。

譲られる理由が無い(妊娠していない)からか?

そう思って見れば、全体的にふくよかだが、お腹だけが突出して大きくなっている訳ではない。
服装もマタニティ風ではあるけれども、そういうファッションと考えればそのように見える。



そこでハッとするのが、以前もやらかした早とちり。

知人が「3人目が欲しいんだよね~」と言っていた翌週、意味ありげに奥さんの写真を見せるものだから、「おめでたですか?」と聞くと「タダの産後太りだよ!」

その時の私の言い訳は「すごくお幸せそうに見えたもので。もちろん良い意味で!」



状況証拠だけで判断するとこのように恥をかく。

お年寄りに席を譲る時もそうだ。

「お疲れかと思ったもので。もちろん良い意味で!」





最近、よく見聞きする「良い意味で」「悪い意味で」。

言葉は本来、肯定的なニュアンスや否定的なニュアンスを含んでいる事が殆どだ。

だから、あえて「良い意味で」とか補足する必要なんてない。

また、否定的な言葉を使って「良い意味で」なんて付け足しても褒めてるようになんて聞こえない。

それどころかボキャブラリーの貧困さを露呈してるようなものだ。

特にスポーツ選手上りのコメンテーターなんかによく見受けられる。

「中西君、頭悪そうに見えるよ?もちろん良い意味でw」




どうして、妊婦さんに席譲った話がこんな展開になるのか?

それは私が常日頃から物事を深く考えずに言葉の上っ面だけ捉えて、上滑りの思考をしていることの現れだろうね。

もちろん悪い意味で。
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コメント

hello2525 #-

No title

むずかしいところですよね
だってわかんねーもんって話です。
最近は「妊婦さんのバッチ」みたいなんがあるみたいで
席をゆずってほしいひと(とかくとあつかましいみたいだけど)は
そういうのを利用するようにするとかってことでええかと思います。
ご年配の方でも席をゆずろうとすると怒り出すひとがいたり。
でも行為そのものはいいことをしたんだからと自分をほめてあげましょう。(ってなんでえらそうやねん)

2010年09月14日(火) 08時45分 | URL | 編集

row-kuma #-

>hello2525さん

相手の気持ちを推し量るのはいつも難しいもんですよね。
とりあえず1歩踏み出した自分を褒めてあげようと思いますw

もうすぐ私も席を譲られかねない年になりますので、そういう時は忸怩たる思いがあっても好意は素直に受け取ろうと思っています。

2010年09月14日(火) 11時25分 | URL | 編集

しんすけ #9q2FTWbs

コソクな私は...

すぅっと、席を立つことにしています。
思惑と異なる人が座りたそうにしているときには、目を合わせて「ここ空きますよ」ということにしています。
そうすると、席を”誰かに”譲っている自己満足だけは邪魔されずに済みます。
それでも思惑と違う人が座ってしまったときには、ダークサイドのフォースで”不幸になれ”と念じてしまいます。

2010年09月15日(水) 08時44分 | URL | 編集

row-kuma #-

最近

>しんすけさん
ダークサイドが顔を出すことが多くなりましたね?
浸食されてるんじゃないですか?w

なるほど「あなたに譲ってる」は重いかもしれませんね。
「空きますよ」次から使ってみます。

2010年09月15日(水) 09時25分 | URL | 編集


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